ナレーター / 朗読家

自分の写真
こんにちは ゆずき あん です。  この 「ぶろぐ」 では、 かたり げいじゅつ  よもやまばなしを おつたえします。  にほんごが たのしく よめるように くふうします。  よろしくおねがいします。

2016年3月29日火曜日

NHKのアクセント辞典が改訂されるんですよ②【写真メイン】


会場は満席御礼!
撮影OKなんですって(フラッシュ禁)♪

参加者には、NHK放送文化研究所の塩田さんが作成された
貴重な資料が配られました。資料にないスライドを撮影しました。

アクセント辞典愛用者の方々お気づきになられましたか。
【新幹線】  シンカ\ンセン←斜線で表記してますね。
改訂版ではこの斜線表記になるそうです。

【この男の子】  コノ ̄・オトコ\ノコ
こちらも活発に意見が飛び交いました!
感情を込めて説明なり読みたい時は、
「オ」で下げて「ト」で上げるんだっていいじゃないか等等。


リビングに常備している私のアクセント辞典。撮影のためにTV脇に置いてみました。
右が『NHK日本語発音アクセント辞典 新版』1998(平成10)年 第1刷
左が『新明解日本語アクセント辞典 第2版 CD付き』2014(平成26)年 第1刷
そして梅雨時には、ここに桜色か桃色の新しい辞典が並ぶことでしょう。
なお、アプリについては、辞典発行より後に市場に出るそうです。

書籍、特に辞書や辞典といった指針を示す本を発行するのは凄いことだと思ってましたが、改定するにもこれほどの労力を費やすのだなと、今まさに生みの苦しみを味わっておられる方のお話を直接聴けたことは大変貴重な経験でした。
このアクセント辞典という基本を踏まえての、さらなる表現力が問われる “ナレーター” 
うっうぅ頑張らねば・・・(;´Д`)

ご来館ありがとうございました。
ランキングに参加しております。
よろしければ下記の朗読タグを押してください。

NHKのアクセント辞典が改訂されるんですよ①

2011年秋よりナレーションの勉強を始めた私。
いまだにアクセントやイントネーションはボロボロです(恥ずかしい)。
そんな、日々アクセント辞典と格闘する私にとって、もってこいのフォーラムがあり、聴講しましたので、2回に分けて報告します。少し前の3月2日の内容ですが、ブログを見に来て下さっている方々の中には、地方出身者で同じように苦労してきた方もおられると思いますので、自分のため、同士のために。
2016年3月2日(水)千代田放送会館前
18年ぶりに大改訂されるというアクセント辞典! 今年5月中旬発行予定だそうです。
配布資料には、
「日本語の現状を正確に把握した上で、放送ではどういった『基準』を打ち立てるのが、いま生きている人たちにとって最善なのか。」
「日本語の伝統を継承し、21世紀の現代にもっとも合うように調整 “公的な場面でのことばのドレスコード”」
 とあります。
聴講していてうれしく思った言葉は、
「蒸留水のようなもの」というフレーズでした。
あくまでも、【放送で用いるのに】ふさわしいことばの発音・アクセントであると。

関西弁や京言葉を用いる方々は堂々たる存在感ですが、その他の地域出身者はお国訛りや方言を恥ずかしく思ったり、隠したり、肩身の狭い思いをしてませんか(私の偏見です)。
*その点、朝ドラ『あまちゃん』 2013(平成25)年放送、脚本家:宮藤官九郎さんの功績は大きい!  ・・・ちょっと話がずれてきたかな。

「放送で用いるのにふさわしいことばの発音・アクセント」というものは、
①情報伝達の面で伝わりやすい
②特定の地域を連想させない
③特定の年代を連想させない
④あらたまった場面での使用を想定
→現代の公共的な場面での情報伝達の手段として、
 (蒸留水のように)もっとも無色透明のもの
というわけで、
「私はそれを意図して習得しようとしているんだ。共通語は蒸留水であって、故郷のお国言葉はとっても味わい深いものなのよね」って、とにかく嬉しかったんです。
小休憩 ☆ 親水公園にて
さっきまで川にいた鴨が背後を歩いていてビックリ‼

さて、大改訂によって何が変わるのか。
♦記号の表記方法
♦見出し⇒国語辞典方式に
♦収録語数が現行版6万9000語 → 7万5000語
♦日本国内の地名の一部で、「地元放送局アクセント」を併記
♦動詞・形容詞の活用形を本編に
♦付録を充実(複合名詞、数詞+助数詞、付属語関連)
何より重要なのはアクセントの変更です!
2008年から全4回にわたる調査を行ったそうです。
例えば1回目調査では、
本編69000項目+付録7000項目について、
NHKアナウンサー519人(有効回答498人(96%))
若年層(23~34歳、約200人)
中堅層(35~44歳、約180人)
ベテラン層(45歳以上、約120人)
『アクセント辞典』をコピーした回答用紙に、改定(アクセント変更・追加・削除)が必要と思う語について記入してもらう → 約 12000項目の指摘

このようにして、2回3回4回目と対象者や人数、調査内容などを吟味しながら、アクセント変更のための作業が進み、このたび 「削除」 「追加」 「順序変更」 がなされたそうです。Wow !! 下剋上!!??

ここで、私の琴線にふれた言葉2つ目。

塩田 主任研究員より、
「『末端は先端化する』ように、第1アクセントでなくてはならないと思われがちだが、NHKはそんなことは言っていない。第2アクセントは第1アクセントより劣るということはない。」

んだそうです。録音していたわけではないので、私のメモと記憶をたどって文章にしました。

朗読などをしていると、アクセントに関して、「最初に載ってる方(第1)でやりましょうよ」と指摘され、でも今はこっち(第2)で発音する人多いよな~っとモヤモヤしたことありませんか。
それが、今回の大改訂で実情に即した順序変更がなされますし、そもそも第2が劣るという訳でもないと聞き、ホッとしました。
小休憩 ☆ 春ですね
一段一段確実に昇って行きたいですね。
そして、傍らのお花にも気づく自分でありたい。

以上、私がとらえた要約です。
黄色の文字で表した箇所は資料からの抜粋部分です。
後日動画配信されるそうですから、詳細はそちらをご確認ください。
以下、関連URLを添付します。

<出演者情報>
http://www.nhk.or.jp/bunken/forum/2016/program.html#programD

<NHK ONLINE 文研フォーラム報告>
http://www.nhk.or.jp/bunken-blog/600/239605.html

<秀島史香さんのブログより 『にほんご、その奥深い世界よ!』>
http://hideshima.blog.so-net.ne.jp/2016-03-03

ご来館ありがとうございました。
ランキングに参加しております。
よろしければ下記の朗読タグを押してください。
にほんブログ村 小説ブログ 朗読・リーディングへ

2016年3月18日金曜日

2016年初のオープンマイク 斎藤隆介 作 『ソメコとオニ』

念願だった今年初のオープンマイク in ギャラリーカフェ ストーク!!
3月にしてようやく実現できました~。
作品は、斎藤隆介 ・ 作 『ソメコとオニ』です。

去年から皆様の前で朗読しようと温めていたのですが、なかなか都合がつかず。
そうこうしているうちに、「大人だけの空間で・・・ BGMも用意してないし・・・ 私の語りだけで・・・ この作品どうなのかな~~~」っと迷いが生じていました。

でもでも!やって良かった~(*´▽`*)

【5才の遊び盛りのソメコちゃん】 と 【思惑の外れた鬼さん】 の愉快なやりとりを楽しんで頂けたようで、私もとってもうれしいです。


写真① 順番は逆ですが、 朗読を終え、珈琲と渋皮栗のモンブランを頂いたときの模様。


写真② 朗読中の写真。今回はプリント原稿ではなく、絵本をそのまま手にして読みました。
カウンターから撮影されたこの写真、手前のコーヒードリッパー達が雰囲気出してますね。なお、後ろの壁に下がっている洋服は『柳あみもの作品展』の品々です。


写真③ 出演者・見学者らとの記念集合写真。初めてお会いする方も複数いらっしゃいました。この一夜でも充分ステキなのに、次につながりそうなお話も頂き、『ソメコとオニ』やって良かった~っと胸をなでおろしております。


ご来館ありがとうございました。
ランキングに参加しております。
よろしければ下記の朗読タグを押してください( *´艸`)


2016年3月3日木曜日

荘厳なる現代アート『村上隆の五百羅漢図展』

最初の投稿は、『村上隆の五百羅漢図展』でございます。
入口から自分の目を疑います‼
ご本人がふざけて着ぐるみ着てるんじゃないかと思うくらいの出来栄えです。
人形制作技術ってここまで来てるんですね( ゚Д゚) 
って、すみません。このような人形は入口に飾られた一体のみで、本題は五百羅漢図です。
3月6日(日)まで 森美術館にて開催中です。
http://www.mori.art.museum/contents/tm500/



こちらは2月22日(月)の六本木ヒルズ屋上からの眺めです。
東京タワーを見おろすだなんて!とにかく素晴らしい景観でした(*´Д`)



ご来館ありがとうございました。
ランキングに参加しております。
よろしければ下記の朗読タグを押してください(´_ゝ`)



ご挨拶


柚木あんとしてブログを始めました。

てこてこと亀の歩みで創作してまいります。

しばらくは画面が大変見苦しいかと思いますが、お付き合いの程よろしくお願いいたします。